こんにちは、りゅうやん。です!
今回は、通信制大学における単位をとる方法から「リポート学習」について解説していきます!
はじめに
リポート&単位修得試験における通信学習(自宅学習)は、通信教育課程における柱部分といえます。
リポートを提出し、単位修得試験を受け、両方に合格することで単位を修得していきます。
これからの説明では、僕が経験した法政大学通信教育部での「リポート学習」についてお話します。
「リポート学習」って、どういうもの?
リポート学習は、通信学習における根幹といえます。
科目ごとに決められた設題(課題)に沿って、約2000字のリポートを作成し、理解度を報告するものです。
通信学習(自宅学習)の流れ
入学や新年度の手続きを行うと、各学年ごとに「学習のしおり」「通信学習シラバス」「設題総覧」「通教テキスト」「リポートノート」などの補助教材が送付されます。
※科目によっては、履修する学年が決められているものがあるため、履修年次に注意してください。
- 各学年・各学部ごとにに決められたカリキュラム表から、自分が履修したい科目を決める。
- 「通信学習シラバス」「設題総覧」で、選択した科目の指定テキスト、リポート設題を確認する。
- 選択した科目の指定テキストである「通教テキスト」、または「指定市販本(自分で購入する必要があるもの)」を用意します。
- もちろん、「リポートノート」忘れずに用意してくださいね。
- 指定テキストを熟読します。
- 「通信学習シラバス」「設題総覧」に掲載されている参考文献にも目を通します。
- リポート課題を完成させます。
- 完成させたリポートを大学へ送付します。
- リポートの合否に関わらず、単位修得試験に受験登録することができます。
- リポートは担当教員が添削されます。
- 合否判定と添削文が記載されリポートが返却されます。
- リポート&単位修得試験の両方に合格することができれば、単位修得となります。
リポートが不合格だった場合
添削された内容を確認し、リポートを修正して再提出します。
単位修得試験が不合格だった場合
再び単位修得試験の登録をし、再受験します。
長くて見にくいな…。(個人的な感想)
リポート作成の流れ
リポートの作成では、いくつかのルールがあります。
決められたルールによって作成されてなければ、添削の対象にならずに強制的に返却・再提出なってしまう場合があります。
リポートの作成形式
パソコン・ワープロの使用はOK!
印字の仕方は、A4用の白紙に40字×30行=1200字で記載します。
文字数について
基本的には、1設題につき約2000字で記載するように求められています。
ただし、科目によっては教員から作成形式を指定されている場合があり、そのときは設題総覧に記載されている【特記事項】に従って作成してください。
【特記事項】の記載例として、「リポートノートは縦書きで使用する」や「ワープロは使用不可」などがあります。
作成における注意事項
設題を解答するにあたっての解説や注意事項が書かれている場合があります。
科目によっては注意事項がない場合もありますが、記載されている場合はその指示に従って作成してください。
【解説・注意事項】の記載例として、「テキストや参考文献の丸写しは厳禁」や「リポート作成で参考にした文献は、リポート末尾に一覧にして記載する」などがあります。
リポートの設題数
4単位科目は2設題、2単位科目は1設題となります。
例えば、2設題科目でリポートを作成するとき、第1回(1)、第2回(1)の2問分(2設題分)を、それぞれ2000字を目安に解答します。
スクリーニングで2単位、残り2単位を通信学習で履修する場合
4単位科目において、既にスクリーニングで2単位を修得、または放送大学や他の理由で2単位分を認定されている場合、残りの2単位を通信学習(リポート&単位修得試験)で履修することができます。
その場合でのリポート作成は、不足の2単位分の学習であるため、第1回(1)、または第1回(1)、第1回(2)の設題で作成し提出することになります。
リポートの提出について
学習のしおりに記載されている「リポート提出受付期間」に合わせて提出してください。
期間外に提出しても受け付けてもらえませんので、提出するときは注意が必要です。
※2013年度から、リポートの提出回数は同一科目で1設題につき年3回までという制約があります。
例えば、リポートを作成し提出したが、再提出になってしまい…を繰り返し、初回提出や再提出のトータルが1年(年度:4月~3月)の中で計3回提出してしまったら、同じ年度内で4回目の提出はできません。
つまり、次年度にならなければ提出することができないのです。
リポートの再提出について
再提出のリポートを提出するときは、再評価(不合格)を受けたリポート、新しく作成したリポートをホッチキスでまとめて提出します。
万が一、再提出するリポートの回数が増えても、提出に必要なリポートは新規分と1つ前の再評価分だけです。
例えば、、、
- 「初回提出(不合格)」「再提出1回目(新規)」の場合、両方をまとめて提出します。
- 「初回提出(不合格)」「再提出1回目(不合格)」「再提出2回目(新規)」となる場合、「再提出1回目」と「再提出2回目」をまとめて提出します。
- さらに、「初回提出(不合格)」「再提出1回目(不合格)」「再提出2回目(不合格)」「再提出3回目(新規)」では、「再提出2回目」と「再提出3回目」をまとめて提出します。
…なんか難しいですね。
というより、何回も再提出になってしまうと、学習のモチベーションはどんどん下がってしまいますね。。。
また、再提出の注意事項として、前の項目で説明したリポート提出は1設題につき年3回までも忘れないでくださいね~。
上記を例に挙げると、年間に提出できるリポートは「初回提出」「再提出1回目」「再提出2回目」のみとなります。
「再提出3回目」の提出は、同じ年度内ではできず、次年度にならなければ提出できないのです!
ちなみに、次年度になって「再提出3回目」「再提出4回目」「再提出5回目」と提出してしまったら、「再提出6回目」はさらに次年度になります……。
…自分でも何を書いてるのか分からなくなってきますが、こんな感じです!(てきとー)
まぁ、こんなにも再提出続きだと、この科目では取れないと諦めてしまいますね…。
リポートを提出したら、単位修得試験を受けられる!
リポートを提出すれば、リポートの合格・不合格(再提出)問わず、単位修得試験を受けることができます。
例えば、「文学」のリポートを提出したら、単位修得試験で「文学」を登録し受験できるのです。
単位修得試験の詳細については、下記ページをご覧ください。
通信学習で単位を修得するまで
リポート作成のルールや特記事項、再提出などなど、いろいろ大変な思いをして、リポート及び単位修得試験の両方に合格すれば、単位を修得することができます!
人によっては、初回提出のリポートと初めての単位修得試験で、両方とも合格してすぐに単位を取る人がいる一方で、何回も再提出&再試験を経て苦労して合格を勝ち取る人もいます。(もちろん、それができずに履修単位を変えたり、果ては大学を辞めてしまう人も…)
まとめ
今回は、通信制大学における単位修得の方法から、「リポート学習」についてお話をしてきました。
少しでも、通信制大学(特に法政大学通信教育部における)での学習スタイルである、リポート学習を理解していただければ幸いです。
また、リポート学習に関係する「剽窃(ひょうせつ)」や「リポートの書き方(文章術)」については、別の記事で解説する予定です。
ではでは(^_^)v