水族館のカフェスタッフ

飲食店の英語メニューを作るのに、和製英語とかいろいろ気をつけたポイント6選【フード編】

 

 

こんにちは、りゅうやん。です!

 

ぼくは大学生のときにすみだ水族館(スカイツリーの真下)のカフェスタッフとしてアルバイトしてました。

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スカイツリー開業時(2012年5月)から大学卒業まで(2017年3月)までの、およそ5年間も勤務していました。

さらに、自分が在職していたときはカフェメニューを英語に翻訳して英語メニューなるものもつくっていました。

2020年の東京オリンピックに向けて、あるいはスカイツリーという一大観光スポットということも合わせて、外国人観光客に対応したおもてなしをするために、必須だったのではと思ってつくったのでした。

 

そこで今回は、その英語メニューをつくるにあたって、

  • 外国人に伝わる表現方法
  • 和製英語をなくす
  • メニューを見せる側(カフェスタッフ)から見てもわかりやすい内容

といったように、つくるうえで気をつけたポイントをまとめてみました。

 

この記事の内容は、勤めていた当時にぼくがつくった「英語メニューコラム集」をベースに、再編集したものとなっています。

2017年3月31日当時の内容なので、現在とは異なるメニュー等があると思うので、そこらへんはご愛嬌ということで。

 

アイスクリーム編

①ソフトクリームは和製英語?

 

ソフトクリーム(soft cream)と表記すると、ネイティブからはやわらかいクリーム=生クリーム?と思われる可能性があります。

しかし、他の飲食店でも普通に「Soft Cream」と表示されているため、『これがジャパニーズスタイルだ!』

…という認識を外国人に与えているから、何となく通じているかもしれません!(…通じてないかもしれません)

ちなみにソフトクリームの英訳は色々あって、どれが適しているかは不明です…。

soft serve ice cream近所のコンビニでの表記
soft serve翻訳サイトでよく出てくる表記
soft serve corn夢の国での表記
soft ice cream英語メニューではこの表記を使っています / 辞書系でよく出てくる表記

※外国のお客様がソフトクリームを注文するときは、だいたい、

外国のナイスガイ
外国のナイスガイ
Ice cream, please!

と言ってきますね。

あとはサンプルやメニューの写真を指さしながら『This one.』とか。

なので、英語表記うんねんというよりは、写真+ジェスチャーがあればなんとかなりますね。

 

②塩バニラ味を「Salty Vanilla」と書かないワケ

 

すみだ水族館のカフェで販売しているソフトクリームには、塩バニラ味があります。

小笠原の塩を練り込んだソフトクリームで、水族館のコンセプトとして「小笠原の海」があるので、それに合わせて開業当時からある人気商品となっています。

塩バニラだからといって、見た目で判断できるものではありません。

見た感じはバニラソフトクリームですが、食べてみるとほのかに塩気があるのです。

 

メニュー作成当初は「Salty Vanilla」と表記していました。

でも、外国のお客様からはたびたび「これって普通のバニラ?」と聞かれるため、メニュー上の表記は「Vanilla」になりました。

 

だって、

りゅうやん。
りゅうやん。

こちらは小笠原の塩を練り込んだ、すみだ水族館オリジナルのソフトクリームです!

日本旅行の思い出にいかかですか?

 

という宣伝文句を日本語で言うにもやや長いのに、これを英語でいうのはきちーので、『Salty Vanilla』の文言はなくしたのです。

余計(?)なことを書かなければ、それに対する疑問や質問はこないものです。

 

フード編

③バーガーとサンドイッチの違い

 

現在のメニューではバーガーはありませんが、以前はには、

  • 海老ぷりバーガー
  • 葱塩チキンバーガー
  • ペンギンかまぼこバーガー

などがありました。

 

メニューをそのまま英訳すると、〇〇バーガーは『〇〇Burger』になりそうですが、当時のメニューでは『burger』ではなく『sandwich』と表記していました。

なぜかというと、欧米ではバーガーとサンドウィッチの捉え方(考え方)が異なります。

 

バーガーはハンバーガーの略称で、ハンバーガーはハンバーグ(ステーキ)を丸いパンにはさんだものだと定義されるようです。(諸説あり)

  • ハンバーガーは、ハンバーグ(肉のパテ)をはさんだもの
  • サンドウィッチは、ハンバーグーだけでなく、肉、野菜、卵などをはさんだもの全てを指す

 

過去メニューのバーガー類をみると、

  • 海老ぷりバーガー:海老とイカをミンチにしたパテをはさんでいる
  • 葱塩チキンバーガー:グリルチキンをはさんでいる
  • ペンギンかまぼこバーガー:ペンギンの形をしたかまぼこをはさんでいる

これらはハンバーグ(肉のパテ)をはさんでないため、日本語表記では「バーガー」でも、英語表記では「〇〇 Sandwich」と表記してました。

 

④ 〇〇サンドの「サンド」は和製英語

 

日本では様々な食材をパンなどではさんだものを〇〇サンドといいますが、欧米では通じません。

サンドはサンドウィッチ(sandwich)を略して使っていますが、外国ではサンドと略さないのです。

なぜなら、砂を意味するサンド(sand)と単語の綴りと発音が同じであるため区別がつきません。

そのため、〇〇サンドと英語で言うには〇〇 Sandwichでなければ通じないのです。

 

すみだ水族館のメニューにはペンギンの形をしたモナカではさんだアイスを売っています。

英語表記としては、モナカサンドは『Monaka Sand』ではなく、『Monaka Sandwich』と表記しています。

※『Monaka Sand』だと『モナカの砂(?)』で意味不明になります

 

⑤ベイクドポテトとフレンチフライの違い

 

現在はグリルカットポテトが販売されていますが、その前にはベイクドポテト(皮付きフライドポテト)がありました。

ベイクドポテトの英語表記では『Baked Potato』ではなく『French Fries』でした。

その理由として、

  1. フライドポテトということから、外国のお客様からは、『French Fries(フレンチフライズ』や『Fries(フライズ)』と言われて注文されるため、『French Fries』の表記にした。
  2. そもそもフライドポテトは和製英語であるため、正しい英語である『French Fries』を使った。
  3. ベイクドポテト『Baked Potato』は欧米にもあるメニューですが、外国のベイクドポテトはジャガイモを丸ごとオーブンで焼き、半分に切ってバターやサワークリームなどをつけて食べるものをいいます。(日本でいうと、縁日の露店で売っているじゃがバターみたいなもの)

その結果、カフェでの調理方法で考える(元スタッフなので調理方法がわかる)と、ベイクドポテトのネーミングでも間違いではありません。

でも、欧米のベイクドポテトとの混同を避けるため『French Fries』になりました。

 

  • フレンチフライは1本だけで提供されるわけではないため、必ず複数形になります。(French Fries / フレンチフライズ)
  • アメリカ英語では『French Fries(フレンチフライズ)』、イギリス英語では『Chips(チップス)』になります。
  • ポテトチップス(お菓子)は、日本語とアメリカ英語では『Potato Chips(ポテトチップス』ですが、イギリス英語だと『Crisps(クリスプス)』になります。

 

デザート編

⑥ペンギンコットンキャンディーのペンギン感はどこにあるの?

出典:すみだ水族館公式ホームページより

2015年にペンギンプールで行われたプロジェクションマッピング『Penguin Candy(ペンギンキャンディー)』に連動して販売された商品です。

当時からコットンキャンディーは人気があり、プロジェクションマッピングが終了しても販売は延長され、ついにレギュラーメニューとなりました。

これを知らないと、わたあめとペンギンにどう関係があって売っているのかがわからないんですよね。。。汗

お客さんにたまーに聞かれたりしますし、新しく入ったバイトの子なんてこんなこと知らないですしね。

 

まとめ

 

すみだ水族館でのカフェスタッフとして働いた5年で、お店のためを思ってつくった英語メニューとそのコラム集も、いまはどうなっているかわかりません。

でも、ぼく自身はこのメニュー作成にあたって、接客としての外国人へのおもてなしであるとか、単純に英語の勉強にもなりました。

でも、この知識はどれも独学レベルなので、そのての有識者からみれば間違っている内容もあるかもしれません。

たとえそうでも、とっさに英語を話すことは難しいので「言葉」を形にすることに意義はあったのではないかと感じています。

 

コラム的な内容でしたが、最後まで読んでいただきありがとうございました!

興味をもった人がいたら、ぜひスカイツリーにあるすみだ水族館にきてね〜!

ちんあな
ちんあな
ちんあなごもいるよー!

 

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