こんにちは、りゅうやん。です!
ぼくは新卒&未経験でIT業界に飛び込び、システムエンジニアとしてお仕事をしてきました。
もう辞めてしまいましたが、働いていた約2年間をとおして感じたことをまとめているこの企画!
今回のテーマは、「経験した常駐先(どんな現場だったのか?)」について、守秘義務に反しない程度で掘り下げていきたいと思います!
客先常駐とは?
自社ではなく他社(客先)に常駐して働くことを意味します。
そのため、自社に毎日出勤するのではなく、自社以外の協力会社(客先)に毎日勤務しているのです。
新卒での入社後は2ヶ月間の社内研修
新卒として入社したら、最初の2ヶ月間は社内研修がおこなわれました。
詳しくは↓の記事で!
常駐先①:外資系保険会社
OJTとして参画する
まずはOJTとして入った現場は、外資系保険会社のシステム部門に参画しました。
参画期間は2017年8月~10月までの3ヶ月だけ。
このOJT期間が3ヶ月だったのが、妥当な期間かはわかりません。
でも、他の同期はまだOJT中だったので、ぼくだけが異様に短く、しかもOJTがはずれるだけでなく「離任」という流れになりました。
これだけでも、ぼくが仕事において無能だったことが否めませんね。。。
業務内容
このOJT現場での業務内容としては、サーバー構築プロジェクトの管理とその業務支援というものでした。
業務①:テクニカルサポート業務
社内システム更改のため、ツールを使った配信業務
配信ツール | SCCM 2012 | SCCM 2016 |
---|---|---|
配信の対象 | IBM Notes | Office 365 |
SCCMのバージョンアップに伴う機能の差分調査
→配信の要件に沿ったテストケースの作成
クライアントからの追加要件も含む)
クライアントからのQA対応
→Office365導入に伴う、Outlookへの移行ツールの利用サポート
業務②:ドキュメント作成業務
- プロジェクト概要説明資料の作成
- 基本設計書修正
- SCCMシステム配信に伴うテストケースの作成
- お客様とのQA対応のシートを作成
- サーバ構築時に必要な承認手続きフローの資料(英語で記載)の翻訳作業
業務③:定例作業
会議参加における
- チーム内定例での会議進行
- SCCMプロジェクト、Office365導入プロジェクトにおける内部定例、エンドユーザー様との定例参加
こんな感じで大きく3つにわけましたが、かんたんに言えばドキュメント作成をメインにしてました。
なので、いわるゆエンジニアがやるような開発とは一切せず、
- ドキュメントを作って
- ミーティングに招集をかけて、はじっこで議事録を書き
- PMと開発エンジニアとの進捗管理を任される
といった内容でしたね。
理由がわからず、突然離任させられる!
3ヶ月をOJTとして過ごしましたが、突然に離任が決まったということが自社の事業部長から伝えられ、OJT担当の先輩からも「そうなったから」と言われました。
でも、ここでは「なぜ離任になったのか?」という理由が聞かされず、どの人に聞いても「決まったことだから」しか返ってきませんでした。
常駐先②:データセンター
OJT後の現場は…
OJT現場を2017年10月末で離任し、その後に12月からは都内にあるデータセンターに参画することになりました。
参画期間は2017年12月半ば~2018年3月半ばのおよそ3ヶ月に。
業務内容としては、24時間365日のオペレータ業務支援というもの。
シフト勤務となり、日勤と夜勤をくりかえして土日祝も関係なく稼働してました。
2017年から2018年への年明けは夜勤として勤務だったので、会社で年越しをすることになりました。
仕事中なので「新年おめでとー!」みないなお祝いの言葉なんてありませんでした。
業務内容
業務①:定常業務
- ジョブ運用、監視
- バックアップテープの交換
- ランプ動作確認
- 入出力媒体を外部へ受発送手続き
- データセンターを利用する顧客の対応
業務③:定例作業
金融系クライアントの新システム移行に伴う並行稼働作業
- 外部提供媒体(CD、DVD、MO、FD、CMT、LTO)の入出力作業
- 入出力作業中にトラブルが発生したときは障害対応をおこなう
- 外部提供媒体の発送・受領対応
すべての作業にはマニュアルに沿って進める感じで、トラブルが起きてもどのように対応すればいいかもマニュアルに書かれているので、それほど大変ではありませんでした。
ただ、シフト勤務であり、
- 実働が10時間
- 休憩時間は2時間15分
という内容であり、日勤だと朝から晩までいる感じになります。
夜勤は言わずもがなですがね。。。
持病の悪化により離任する
シフト勤務で、1日の拘束時間が12時間近くもあります。
そこでトラブルが発生すると、ある程度落ち着くまでは変えることができません。
すると、残業を含めると15、6時間も稼働したり満足に休憩をとることもできず、どんどん身体を酷使していきます。
ぼくは入社前に発覚した持病がありますが、ここでの仕事で無理をしすぎたために症状が悪化して休職する事態に!!!
常駐先の人からは「良くなったら戻ってきて」と言われましたが、復職するときの診断書には、
夜勤労働や過度な長時間労働を避ける
という文言があったため、残業も含む長時間労働や夜勤がある現場に戻れるはずもなく、この現場も離任という形になりました。
次の常駐までにひと悶着
データセンターで体調を崩して休職しました。
およそ2ヶ月半の休職を経て復職したのに、会社の営業や役員からは、
オマエの体調に合わせた仕事なんてないぞ!
いまの体調では、満足に仕事ができないだろう。
万全に回復するまで休んでろ!
と言われ続け、度重なるパワハラを受けて泣きながら本社で過ごしました。
そして、復帰したわずか2週間後に休業させられることに。
しかし、勝手に休業させたのに、実際には体調が回復してないので休職扱いにさせられていたのです。
働けるまでに回復して医師の診断書も出したのに、会社の役員や営業はとりあってくれず。
そのため、会社所轄の労働基準監督署に相談するなどをして、会社のブラックな内部事情をぶちまけてきました。
こういった行動もあり、休業補償をするとともに(今後一切に社内で文句がでないよう)正式に復職になりました。
ただ、体調がある程度回復していても、持病は完治してない(そもそも完治しない病気)ので、当面は様子見の社内待機になりました。
なので、次の現場が決まるまでにたくさんの時間を要しましたね。
常駐先③:銀行
常駐先までの通勤が長い現場に
休職や復職で会社とひと悶着もふた悶着もありましたが、なんとか次の現場が決まりました。
参画は2018年10月からとなり、常駐先は国内の某信託銀行でした。
しかし、自宅から常駐先までの Door to door が2時間ちかくもあり、通勤がとても大変になりました。
業務内容
信託銀行では、セキュリティーがもっとも強い内部のシステムチームになり、業務内容としては、銀行のシステム更改プロジェクト管理と業務支援というもの。
業務①:ドキュメント作成
- 仕様書、手順書の作成
- マニュアルの整備
業務②:定例業務
- 更改プロジェクトにおけるチームごとのミーティングに参加
- ミーティングごとに議事録も作成する
業務内容を振り返ってみると、ほとんどたいしたことはしてません。
むしろ、何をやっていたのかを思い出すのができないくらい、記憶がうすい現場です。
なぜかというと、この銀行には2週間しかいなかったのです。。。
「適応障害」により離任する
残念なことに常駐わずか2週間で出勤不能に。。。
新しい職場で慣れない環境、長時間の通勤や残業過多によって体調を崩し、心療内科から「適応障害」と診断されました。
半年以上も休職し、会社に定期連絡(報告)をするのも億劫になるほど、うつ状態がひどくなっていました。
そして、休職満了日までに復職ができないため、ぼくは会社を辞めることになりました。
さいごに
客先常駐という働き方で、在職中に3つの現場に行きましたが、いずれも短期間で離任することになりました。
なので、営業が次の現場にアサインさせようにも、現場経験が少なく業務知識にも乏しかったため、なかなか決まらなかったということも。
アサインできる現場がないなかで見つけてくれた場所は、いずれも通勤時間が長く、ぼくの体調を壊すだけのものだったので、本当にしんどくてつらかったですね。
でも、必死になって常駐先を見つけてくれた営業さんには感謝してます。
ただ、短期間で離任してしまったので営業さんや会社の看板に泥をぬることになってしまったことに、申し訳なさはあります。
ぼくもせっかく見つけてくれた現場で頑張ろうとしても、身体がどうしてもついていかず朝は起き上がることができないまで弱ってしまいました。
なので、これらの経験を踏まえて、ぼくは根本的に客先常駐という働き方は合わなかったんだと思いますね。
IT業界で客先常駐という働き方をされる方は、くれぐれも無理はなさらないようにしてくださいね。
でないと、ぼくみたいに休職のくりかえしで会社を辞める結末になってしまいますからね。
最後まで読んでいただきありがとうございました!
ではでは(^_^)v